2010年01月28日

よき友、よき酒、よき?

よき友、よき酒、よき?


 悠々と元旦の休みを利用して書いた年賀状も、忙しい年末に時間をやりくりして書いた年賀状も、相手に届くのはいつのことやら分からない。ひょっとすると、あとの鳥がさきになるかも知れない、と
思うとまことに愉快であった。ただしもらいっ放しで、返礼もしていない方もかなり多いので、その方々にここで深くお詫びさせていただく。

 「よき友、よき酒、よき?あって人生は楽し」 と書いてくれた年賀状が印象に残る。わざわざ、よき友と書いてくれているのだから、私もそのよき友の一人であるのであろう、とのウヌボレも出てくる。

 よき酒はくれた人が酒造家であってみれば、当然わが社の酒を指したものと思っていい。
しかし、単に酒のうまさを誉めるのではなく、よき酒によって会社の業績が順調に運び、まずは芽出度く新年を迎え得たよろこびをふくめていよう。

 さて、よき?が分からない。勝手に?あれこれ当てはめてみるがそれがまた結構楽しいことに気がついた。

 ついでに自分の場合も考えてみる。
よき友-あれこれ指を折ってみる。案外少ない。親しさとか尊敬、信頼、愛情などが、どれだけ大きく、また深くとも、友という感情まで包摂するには不足している。友というものの中には、もう一つ大きな何かがある。しかし、その何かを的確に示すことは私には出来ない。

「友あり遠方より来る。また楽しからずや」(論語)
一つの話題を捉えて互いに意見をたたかわせるような間柄も友として一つの条件のように思える。
「己れにしかざる者を友とすることなかれ」(論語)
会えば必ず何かを教えられる、これも友の条件に数えて良いであろう。そうしたことがなければ、会っても楽しさが生まれないのではないか。会えば何かを教えられ、しかも非常に楽しくなれるような相手こそ友と呼ぶべきかも知れない。

 よき酒、は私にはあまり縁がない。アルコ-ルに弱いからである。したがって、よほど条件がそろわないと飲まない。
よき場所、よき相手、よき時間が、まず私の酒を飲む最少限の条件だが、これが三つとも揃うことは滅多にない。晩酌は場所と時間に文句はないが、相手が不足、外で飲む時は相手と場所がよくとも時間に縛られるのが嫌である。

さて良き? 私は食い意地がはっているので、まずうまい物を置くことになった。デパ-トでよくうまいもの大会があるが、言うほどうまくない。先日、生まれて初めて 戎神社に招待されて、福めしなるものをご馳走してもらった。料理には箸をつけず、みそ汁と沢庵漬けで一膳とお茶漬け一杯、それがこの上なくうまかった。
 よき?は案外見落としている身近な所にあるのかも知れぬ。それも少なからず。


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Posted by 鷲津商店街 at 18:25 │コラム

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