2014年05月21日

第46回 通常総会挨拶

 



  第46回通常総会挨拶

本日は大変お忙しい中、来賓の皆様方には第46回通常総会に
ご出席を賜りありがとうございます。日頃は、当組合に対し温かいご支援、ご協力をいただいております事を、組合員を代表しましてお礼申し上げます。
 国の景気回復策も順調に進んでいるとの報道も、現場には実感として
伝わってこないのが私どもの置かれた環境であるように思います。
しかし、その様な環境が組合員に対し大いなる危機感を醸成し、自店の
あり方を再度見つめ直す行動が見られるようになりました。
それは、中小企業団体中央会、商店街支援センターの研修に、若手の組合員が積極的に参加し、自己研鑽に励んでくれたことです。
そして自分の店の今後を真剣に考え「変えよう、変わろう」と今できることの実践をし、明らかに店舗の顔に変化が見られるようになりました。

地域の様々な団体との協力したイベントへの参加から、多くのお客様との接点が見出せた年でもありました。その出会いを更なる商機と捉え積極的に行動を起こした組合員さんはそれなりの成果を上げています。

この時期、再三申し上げてきましたが「まず行動ありきの決断」が必要であると考えます。
震災で、私たちは物事を自分の皮膚感覚で選び出す時代になったと思います。震災の停電、節電で、消費者は今までの無駄遣いに気がついた。
主婦の皆さんは、節約して合理的に生きようとしています。大量消費文明は、原発問題とともに終わりつつあります。
「消費は美徳」は、今や危険思想にすらなりました。地球への影響を意識せずに消費することは、浪費に近いと考えられるようになったのではないでしょうか。地熱や風力や太陽光などのエネルギ-を意識することで、日本の方向性が、かすかに浮かんでくる。企業も、明らかに縮小均衡になる中で、役割をはたせるようにならなければならない。そういう時代に入っていると思います。

「三河ぎっとう」の血を引く湖西の商人(あきんど)の忍耐強く従順な性格は伝統的な美学です。必死になって生きていこうと我慢する強さは、周辺からも称賛されています。私たちは被災地の人たちが見せた美徳を評価できなければ、発言も事業も成り立たなくなるのではないでしょうか。

その美徳が商人(あきんど)の長所だとみられるようになったとき、新しい街づくりの精神に支柱が入るのだと思います。

組合は次年度も、行政の支援事業や地域の要望を積極的に受け入れ前向きに進みます。
事業を進める中で、やっぱり組合に入っていれば良かったと言われるような組織になる事が今後の課題であると考えます。
昨年同様、組合員の心を一つにして、着実に実行努力することを、新年度の課題にしたいと存じます。
終わりにあたり、本日の総会での慎重な審議をお願いし、簡単ではありますが、理事長の挨拶にかえさせていただきます。ありがとうございました。

平成26年5月21日
                           湖西市鷲津商店街協同組合
                              理事長  土屋 政己


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