永六輔 著  「商(あきんど)人」から

鷲津商店街

2010年04月16日 00:24

永六輔 著  「商(あきんど)人」から


「いちげんサンはなぁ。
 紹介状さえお持ちなら、よろし。
 紹介状さえあれば、ホ-ムレスさんかて、お客様どす。
 でもなぁ、いちげんさんはなァ」


☆京都祇園の商売というのは、紹介状がなければ成立しない。
 「いちげん」が「裏を返し」、三度目で「馴染み」になり、そこからが客なのである。
その馴染みの客の紹介状がないと、スタ-だろうが、社長だろうが、大臣だろうが、客になれないという時代があった。
 最近は、それほどきびしくなくなった。

 祇園でなくても、高級料亭では現金の支払いはさせない。月末に「旦那さまへ」と書かれた巻紙で請求される。

現金、それも前金でという店には、信楽焼の狸がおいてある。あの狸は、堂々と前に金玉を下げて前金を要求しているのだ。

久しぶりに永六の「あきんど」を読み返した。商売での信用って何だろう?と考えさせられた。
 
☆近年はス-パ-マーケットの小型版として、コンビニエンス・ストアが日本中に激増しているが、売上が3月は9.5%もダウンしたとか。
・24時間営業ということで、小さな町に活気がつくというメリットはあるが、そのぶん商店街にはデメリットになる。
・暮らしが夜型になり、深夜のテレビCMで見かけた商品をその場で買いに行く人が多いというデ-タも出ている。
・深夜に即席ラ-メンのCMを見て、それッと自動車で買いに行く暮らしって・・・・・。

                                                               続く


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