2010年05月07日

元気度チェック!

三上元塾頭の「元気度チェック」

売り場が元気かどうかを知るために、私は「元気度チェック」という事を提唱しています。それは
一、掃除が行き届いているか。掃除の行き届いていない店というのは、やる気がない店だとお客様の目には映ります。
二、商品を外まで出しているか。ス-パ-なら、店頭で何を売っているかが、やる気を表します。通路に少しはみ出すぐらいに商品を並べたり、一品一品がどれだけ在庫量、ボリュ-ムを持っている  
  かということも、商品の元気さに繋がります。
三、売りたい商品にちゃんとPOP(ポップ=一言コメント)が付いているか。「この商品はここがいいですよ」「新製品です」「安いですよ」・・・・・。私が店長時代に「私も食べてます」というPOPを付
   けたとたん、一ヶ月に五個売れていた商品が五十個も売れました。お客様が迷ったときはPOPが決め手です。
四、照明の明かるさはどうか。明るい所にはお客様が集まります。売り場が元気になるのです。
  大阪の小売市場は、設備は古いけれど、照明にだけはお金を掛けています。
五、元気のいい声が出せているか。レジじゃもちろんですが、お客様に一声掛けること、これがやっぱり売り場の元気さだと思います。

この「元気度チェック」の中の、ナンバ-ワンは掃除です。

耳の痛いことばかりですが、読んでてなるほどと感じ入ります。昔は確かにやった事だよなと、三十年来一緒に仕事をしてきた番頭さんと頷き合いました。昭和五十四年に豊橋佐藤町のジャスコ新豊橋店に出店したとき、初めて酒屋でのテナント出店に緊張の連続の毎日でした。
売り方も解からず、毎日のレジ上げが恐怖で(売れなくて売れなくて)このままでは店は三ヶ月持たないんじゃあないかと途方に暮れ、番頭さんと悩みに悩みました。売上不振を見かねた店長が紹介してくれたジャスコの関係者の方が、全く同じ事を教えてくれました。
破れかぶれで実行実行と毎日続けました。どうでしょう、みるみる日々の売上が上がりはじめたではありませんか。キツネにつままれたような気分でした。
1周年のころは、ジャスコ全店の酒テナントでの坪効率が日本一になり、二年目には店舗クリニックにお見えになる同業者の方ばかりか、ジャスコの社員の方々の視察を受けるまでに成長したのです。(笑)
 いつの時代も商売(あきない)のコツは普遍なんでしょうか。
 
次回は、「掃除の仕方」をアップします。


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Posted by 鷲津商店街 at 20:07 │コラム

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